厚木ガスの歩み

1959年 創業期

― エネルギーの灯を地域へ

戦後復興が進む中、神奈川県央エリアへの都市ガス供給を目的に「厚木ガス株式会社」を設立。当時はプロパンガスが主流の時代でしたが、地域の暮らしを豊かにするため、安定したガス供給体制の整備に尽力しました。

薪からガスへ
薪からガスへ
ガスの炎を検査
ガスの炎を検査

1960年代 確立期

― 石炭ガスの時代、

都市の発展とともに

急速に広がる都市化に対応し、ガス製造設備や配管網の整備が進みました。石炭を原料としたガス製造技術が導入され、本社敷地内では発生炉の建設が行われました。工場では社員たちが昼夜を問わず安定供給に努め、地域の発展を支えました。

厚木ガス発足を報じる当初の新聞
厚木ガス発足を報じる当初の新聞
相模川横断導管敷設工事
相模川横断導管敷設工事
石炭ガス発生炉(S34–S39)
石炭ガス発生炉(S34–S39)

1970〜1980年代 発展期

― インフラ整備と

暮らしの安心を

時代とともにガス需要が拡大し、供給エリアの拡充や設備の近代化が進みました。導管の増設、球形ガスホルダーの建設、厚木市中心部への拡販活動などを展開。地域の暮らしを支える“安心・安全のガス”の象徴として着実な成長を遂げます。

製造プラント拡張
製造プラント拡張
新興住宅へのガス供給
新興住宅へのガス供給
厚木ガス全景
厚木ガス全景

1990〜2000年代 転換期

― 技術革新と地域密着の深化

供給センターや監視システムの導入によって、安全対策と業務効率が飛躍的に向上。ガス展や地域イベントを通じて、地域とのつながりをさらに強めました。また、災害対策や復旧訓練を重ね、インフラを支える使命を再確認した時代でもあります。

ガス展催事風景
ガス展開催風景
H5熱変センターを社屋へ上空写真
H5熱変センターを社屋へ上空写真
阪神淡路大震災救援
阪神淡路大震災救援

2010年代〜現在 挑戦期

― “アナタとツナがる

エネルギー”へ

電力自由化や脱炭素社会への流れの中で、厚木ガスは「総合エネルギー企業」として新たな挑戦を続けています。電気・リフォーム・太陽光など、暮らし全体を支えるサービスを展開。地元企業として地域と共に歩み、次の100年へとつながる未来を描いています。

H11.2本社全景
H11.2本社全景
H11ガス展①
H11ガス展①
H11ガス展②
H11ガス展②
R7現在の構内
R7現在の構内

地域の暮らしをより豊かにしたい。その想いから1959年(昭和34年)、厚木ガスは20万円の資本金で創業しました。


同年4月に一般ガス事業の許可を取得し、同年11月には700戸への供給を開始。石炭ガスをつくる設備を自社で整え、配管工事や試験点火を経て、地域の家庭やお店に「はじめてのガスの炎」が灯りました。
それは、厚木の街に新しいあかりがともった瞬間でした。

厚木のまちに灯った、はじめてのガスの炎

創業から数年、厚木のまちはめざましい発展を遂げました。


1962年にはLPガスの販売を開始し、1964年には厚木営業所を新設。1974年には中圧配管方式を導入し、より広い地域での供給が可能に。1986年には新しい中圧配管ネットワークを整備し、より多くのご家庭や施設で「安全で快適なガスのある生活」を届けてきました。

地域に根ざしたインフラとして、厚木ガスは“まちのエネルギー会社”としての信頼を築きはじめます。

都市の発展とともに、広がるガスのある暮らし

1990年代に入り、厚木ガスは時代の変化に合わせて次のステージへ。


天然ガスへの転換や新たな供給設備の整備により、よりクリーンで持続可能なエネルギー供給体制を確立しました。

2000年代には「厚木ガスサービスショップ」や「ショールーム リセ」を開設し、お客さまに“見て・触れて・体感できるガス”を提供。また、ガス警報器の普及促進やメンテナンス体制の充実など、「安全・安心な暮らし」を支える取り組みを強化しています。

そして現在、厚木ガスグループは「2030年ビジョン」を掲げ、地域社会とともに次の時代のエネルギーを見据えています。


創業から変わらぬ想い――

“すべての力を地元のために”。

その言葉を胸に、これからも地域の未来を照らし続けます。

厚木のまちに灯った、はじめてのガスの炎
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